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ウィルスソフトのノートン曰く『アンチウイルスソフトはもう死んだ』

最近のウィルスソフトの有効性について考えるときに大きな情報源となるものに、ノートンのシマンテック幹部、上級副社長を務めるブライアン・ダイ氏の発言があります。

 

2014年のことでしたが、
「アンチウイルスソフトはもう死んだ」
と語りました。

 

ノートンと言えば、日本でも長年重宝されてきた有名ウィルス対策ソフトです。その幹部の発言ですから信憑性だけではなく、将来のおけるウィルス対策ソフトの可能性についても無視できません。
「アンチウイルスソフトは、もう利益を生む商品ではないと考えています」
と説明しました。
実際のところ、ウィルスソフトがサイバー攻撃を検知できるのは全体の45%だけで、残りの55%の攻撃は検知出来ていない状況だということです。当然のことですが、守る側よりも攻撃する側のほうが有利な展開ですから、その攻撃方法も巧妙化され、後手後手となるウィルスソフトによる対策は追いつかないのです。マルウェアに対して、アンチウイルスソフトベンダーによる解析とパターンファイルの配信が追いつかないわけです。

 

ウィルスソフトは一般家庭など個人パソコンを使用する際には適切な対策方法です。しかし、これで全て大丈夫というわけではなく、かなり広まってしまった有名ウィルスに対しては、対策システムにアップデートすることで防御出来たり、最新ウィルスを侵入させたときに被害を最小限にすることなどに期待することです。これはノートンだけではなく、KasperskyやMcAfeeといった大手は既に意識しています。

 

ウィルスソフトの役割は段々と弱くなってることは間違いないと思います。特に皆さんが気を付けるのは、銀行口座をネットバンキングで管理していたり、楽天市場などのショッピングサイトのIDとパスワードなどでしょう。IDとパスワードをハッキングされることによって金銭を盗まれるという被害は他人事ではありません。2014年には29億1000万円の被害が生じています。1件当たりの平均被害額は150万円ですが、それは口座にそれだけの金額がなかった人が多かっただけで、ある口座からは高額被害が生じています。日本の銀行も、その対策としてワンタイムパスワードを普及したりしていますが、日本人の意識がまだ追いついていないので、そこまで利用者が増えてないことと、既にワンタイムパスワードを打破する新型ウィルスまで登場しています。2014年の春には2万台のパソコンでそのウィルスが確認されています。知れば知るほど不安になってしまう現状なのですが、たとえイタチごっこだったとしても、ウィルスソフトを導入したり、考えられる最新のネットセキュリティの利用をするしかありません。

 

特に気を付けるべきは企業です。サイバー攻撃する側の労力はそれほど変わらないのに、得られる額が100倍、1000倍であれば誰でも企業をターゲットにするでしょう。多くの個人情報を取り扱いしているのに、自社サーバーのセキュリティシステムと、社員それぞれのパソコンのセキュリティソフトの導入だけでは不安は解消されません。

 
 

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