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北朝鮮ハッカーの実力とは?

2016-03-09 6:30 AM

北朝鮮ハッカー部隊の実力は、一体どの程度のものなのでしょうか?

 

様々な憶測が展開されていますが、動向からみていると、北朝鮮はサイバー空間を有効活用した情報戦において、他国よりも優位に立とうとしている面が目立ちます。何しろ、物理空間で様々な情報スパイを行うことに比べ、サイバー空間における犯罪(機密情報の詐取、脅迫、システムの破壊など)は、リスクも費用も桁外れに低いことも理由に挙げられます。

 

北朝鮮は、ハイブリッド戦争で勝つために、日々、第五の戦場と呼ばれるサイバー空間においても、人材(ハッカー)の訓練を行っていると考えて間違いありません。力の無い北朝鮮が、綿密な作戦を練り、大国相手に交渉で揺さぶりをかけるには、サイバー空間を利用して敵国の情報を盗み取ることが絶対条件です。サイバー空間での犯罪は、世界のどこにいても行えるわけですから、本拠地や司令本部が北朝鮮であったとしても、サイバー犯罪の実行は、ロシアからでも、中国からでも可能です。ロシアや中国の優秀なハッカーと手を組んでいる可能性も十分に考えられます。

 

今の北朝鮮は、核弾頭、ミサイル(ロケット)開発、ハッカー養成に余念がありません。それらを中東などの小さな国々やテログループに売り渡すことが懸念されています。軍需産業で稼ごうとしているため、人工衛星と称し、アメリカまで届くミサイルをこれ見よがしに発射してアピールを繰り返している状態です。特に懸念されているのは、小型の核爆弾と長距離弾道ミサイルのセットです。

 

昨日のニュースによると、韓国政府の要人ら数10名のスマートフォン(スマホ)が、ウイルス感染したり、メール情報を閲覧されたり、通話音声を盗聴されたりしていたことが判明したようです。犯人は北朝鮮であると報道されています。

 

韓国では、先月も2000万人が利用するインターネットバンキングのセキュリティーソフト製作会社がハッキングされたニュースが流れました。また、インフラ(鉄道)システムをターゲットにした攻撃も確認され、これらも北朝鮮の関与が疑われています。

 

南北の緊張がどんどん高まる中、韓国の朴槿恵大統領は、

「北朝鮮を含め、全てのサイバーテロの威嚇に徹底的に対応せよ」

という声明を発表するとともに、北朝鮮からのサイバー攻撃に対する対策会議の開催を指示しました。

北朝鮮のハッカーは、国を守るために、戦争に勝つために、徹底的な英才ハッカー教育と洗脳を受け、敵の敵は味方ということで、ロシアや中国のハッカーとも組んでいる可能性が高いと言えます。

 

総合的に考えると、北朝鮮ハッカーのレベルはどんどん高くなっていると同時に、サイバー空間を融合させた戦争やケンカの仕掛け方を日々研究しているとみたほうが賢明です。日本のように、産業技術レベルは高くても、セキュリティには甘い国は、中国・ロシア・北朝鮮に情報を狙われ続ける日々が来るとみて間違いないでしょう。いや、もう、少しずつ、始まっています。

 

 

 

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